前回書かせていただきましたが、都留市には昔から「野球」が存在し、
「野球」で育った方が非常に多い都市だと感じております。
しかし、今の少年野球の現状は「人手不足」が一番の問題となっています。
夏になると「町別野球」でこんなに盛り上がっているのに・・・
なぜだろう・・・
その様子を見ていると「野球」が」嫌いになっているとは思えないのだが・・・
その原因を少し考えてみたいと思う。。
①「少子化問題」
全国規模で日本は「少子高齢化」が問題視されている。
その影響は当然スポーツ人口ならびに野球人口の減少につながっている。
②「不況問題」
ここ数十年「不況」という言葉を耳にしない時がないほど(本当の流行語ではないか?)
長い長い不況というトンネルをくぐっている。
その状況から「家計事情など」でスポーツをさせることができない、
なかでも、「野球」は一番お金がかかると思われていることから敬遠。。
(厳密にいうと、「野球」が一番ではないと思うが・・・)
③「スター選手の不在」
昔の方は「王」「長嶋」
一昔前は「桑田」「清原」など
野球にとどまらず影響力を持ったプロ野球選手が多く存在した。
最近では「イチロー」や「齋藤佑樹」と人気のある選手が出てきてはいるが
都留市民である子供たちまではまだまだ響いてはいないようだ。
④「人気スポーツ」からの転落
ここ数年で大きく変わったこと、それは「将来の夢は?」の質問の答えが
自分たち世代と比べると間違いなく変わった。
今の子供たちの答えは・・・
「サッカー選手」
よく、4月頃になると各保育園・幼稚園などの卒園式の様子など都留CATVが放送する。
その中で、「将来の夢は?」という質問があり、その答えの7割8割「サッカー選手」と答える。
それが悪いわけではない。
この私も、野球野球と言っているようにみえるかもしれないが「サッカー」も大好きである。
ワールドカップは大興奮、その余韻からかアジアカップ・オリンピック予選などサッカーの試合は
ほとんど見ています。(当然、野球も見ますよ。。)
野球もWBCなど一時的な盛り上がりの後は少し変動するようだが、半年もすれば逆戻り・・・
また、「ヴァンフォーレ甲府」の存在も大きい。
同県に応援できるプロチームが存在することの影響の大きさ。
それは計り知れない。
限られた人口の中で各スポーツが共存共栄していかなければならないことから
「人気スポーツ」への流れは止まらない。
上記にあげた原因を解決することができるかといえば
①・②は日本という国が問題視していることであり、微力な私にはこうした形で訴えることしかできない。。。
④についても子供がやりたいと思うスポーツが「サッカー」であればしょうがない気がする。。
ではどうしたらいいか・・・
実は、原因の中で述べていないことがある。
それは、「家計的にも問題ない」子供たちの中にスポーツそのものをしていない子が多くいること。
その子達の原因は「親」の承諾が得られないということだ。
ではなぜ得られないのか?
スポーツへの「親のかかわり方」と言う方が非常に多い。
特に野球は親子で深く関わっているイメージがあるようだ。
特に近年、「少年野球」「中学野球」「高校野球」などを観戦していると親の観戦率が非常に多い。
それはけっして悪いことではない。
しかし、仕事の都合でそこまで関われない人や性格的な問題から入っていけない人なども
多く存在している。
我が子を大事に思い一喜一憂している保護者の影にそういった考えを持つ保護者もいること
そして、そのことで入団・入部をあきらめている保護者がいることをよく考える必要があるのではないか?
そこの問題の解決が「人手不足」の解消としての「第一歩」となる気がしてならない。
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